マネジメントってなんだっけ!?
って、ときどき思い、最近とくによく考えます。
亡き恩人もしくは恩師的な大人物であった故岩田聡さん(前任天堂社長)はこうおっしゃっていました。
『ものをつくる人たちは、マネジメントなんて誰だってやりたくないからこそ、自分がやるのです。本当なら一日中プログラミングをしていたいのですけどね』的なことをお話しされていたことを思い出します。
その当時岩田さんは、再建中のハル研究所というゲーム会社の社長をされていて、ぼくはいまの会社の前身のダイスというゲーム会社の社長をやっていて、ゲーム開発案件のお取引をさせていただいていたのですが、経営からゲームづくりのいろはまで教えていただいた大恩人でした。
それまでクリエイターやプランナー的な仕事をしていて、なりゆきから社長をしていたぼくとしては、自分もやりたくないと思っていたけれど、みんな同じなのだなと思って、ちょっと安心した記憶があります。
その後、なんとか自分の会社をもっと民主的!?というか、全員がマネジメントに関わるような組織にできないかと思い、
いまでいう
360°評価的なことは
なんとか取り入れましたが、
長続きせず
社長や経営陣を毎年投票で選ぶ
という考えは却下されました。
その後かなり経ってからですが、
自分がそれまでのやり方で
社長業をしていることに
大いに疑問を感じることがあって
自分が社長として
経営しているよりも
既存事業を
やりたい仕事毎のグループに分けて
子会社をつくり
ほぼ完全にお任せしています。
困ったときだけ相談にのったり
助けが必要なら助けたり
最終的には自分が責任をとれる
という形になってきたと思います。
おかげさまで業績も
自分が直接やっていた頃より
良くなっているので
そうなっていることについて
各社のメンバーには
本当感謝しています。
いま読んでいる
ティール組織によると
1 セルフマネジメント
2 全体性
3 進化する目的
が大切だそうです。
1 セルフマネジメント
という意味では、
各社とも自分達で
創意工夫しながら
つまずいたり
コケたりしながらも
そんな風になってきていると思います。
2 全体性としては
ぼくが全体を見ていた頃から
相互にコミュニケーションしやすい
環境をつくろうとして
社内ではニックネームで
呼び合うことを推奨したりしましたし、
経営会議には誰でも参加可能
としていましたが、
参加者は少なかったと思います。
会社での自分と
家庭での自分と
友達との自分という風に
いくつかの自分を使い分けるというか
自然に異なる自分の一面が出ている
ことが多いと思いますが
本来ひとつの自分で
ストレスなく生きられた方が
自然なんじゃないかと思います。
3 進化する目的については
現在進行形として
すでに進化しつつ
進んでいるのかもしませんが、
まだ未知数だと感じています。
ぼくとしては
マネジメント=人を管理すること
なんて誰もやりたくないんだろうから
自分達でできるようになった方が
今までの
マネジメントする人
マネジメントされる人
双方が楽ちんに生きられる
と思っています。
ぼくは自分のやっていることを
ホラクラシー経営をもじって
その上
まじで自分はアホなので
アホラクラシー経営と呼んでいますが、
まだ現在進行形なので、
楽しみながら
必ずイイカンジになると確信して
うんちマンで生きることも含めて
この実験的な在り方や生き方
を楽しんでいきたいと思います。
今日もここまで読んでくださって
本当にありがとうございました。
全国的に雨らしいですが、
みなさんにとって今日もたくさん嬉しいことがありますように(*゚▽゚*)