ほんの少しひだまりの役に立つ

ぼくの妻のひだまりは緑内障です。

片方の目はもうかなり見えないようです。

 

だから、階段でも段の角が

わかりにくい階段とか

ちょっとした段差とかは

よく良く見えないらしく

階段を上り下りするときは

いつも手摺りをさわっています。

 

その上白内障も併発しているので

今度白内障の手術もすることにしました。

 

主治医の先生含めて

どのお医者さんに手術をお願いするかも

いろいろと調べて

かなり吟味しています。

 

 

先日は手術をする候補の一つの眼科医で

検査をすることになりました。

 

お医者さんから

検査の後は瞳孔が開いてしまい

良く見えなくなるので

誰かに迎えに来てもらってください。

 

ということで、

ぼくがお迎えを頼まれました。

 

『お医者さんがびっくりしちゃうから、今日のお迎えは普通のかっこうで来てね!』

ということだったので、

普通の洋服で迎えに行きました。

 

 

最近オリンピックでスノボ競技とかを

ときどき見ていました。

 

ぼくは自宅では大きめの暖パン的な

パンツをはいているので

その暖パンの上に

以前古着で買っていた

スノボウェア的なものを着て

ニット帽をかぶって

マフラーをぐるぐる巻にして

迎えに行きました。

 

こういうときは

絶対に遅れちゃダメだと思ったので

少し早めに家を出て

病院に着いたら

ちょうどすべてが終わって

ひだまりは待合室で待っていました。

 

ぼくを見つけると

いつものようにニコッリ笑ってくれ

ぼくはちょっと得意そうに

「ちゃんとぼくと腕を組んでね!」

といって

腕を組んでエレベーターにのり

段差や階段があると

「ああここに段差があるよ!」

「もっとしっかり腕組んでね!」

というのですが、

ケラケラ笑ったりして

しっかり腕を組もうとしないんです。

 

『お医者さんが言ってたよりも見えるの』ということだったのです。

 

ちょっと気が抜けました(^^ゞ

 

滅多にひだまりから

頼られることのないぼくですが、

それでもその日はちょっと得意になって

彼女がちょっとゆるめると

「危ないからもっとしっかり腕を組んでね!」

などといって

途中ちょっとイイカンジのカフェで

お茶をしたりして

ぼくがちゃんと役に立ったかどうかは

定かではありませんが、

仲良く楽しく家路についたのでした。

 

 

 

 

 

今日もここまで読んでくださって

本当にありがとうございました。

 

みなさんにとって今日もちょっとした幸せなことがたくさんありますように(*゚▽゚*)