· 

映画プリズン・サークルには深い学びがあった

器は小さいけれど、ケツの穴はデカくありたい!?( ´艸`) うんちマンです!

 

さて、昨日は『プリズン・サークル』という『取材許可まで6年、撮影2年…初めて日本の刑務所にカメラを入れた圧巻のドキュメンタリー』映画を観てきました!

 

まずこの刑務所「島根あさひ社会復帰促進センター」は、官民協働の新しい刑務所ということです。

 

ここでは受刑者どうしの対話をベースに犯罪の原因を探り、更生を促す「TC(Therapeutic Community[セラピューティック・コミュニティ]=回復共同体)」というプログラムをAmity(アミティ)という世界的に知られているTCの協力を得て、日本で唯一導入しているそうです。

 

受刑者の中から面接やアセスメントで選ばれた参加者は、

 

なぜ自分は今ここにいるのか、

 

いかにして償うのか?

 

受刑者たちが向き合うのは犯した罪だけではなく、

 

幼い頃に経験した

 

貧困

 

イジメ

 

ネグレクト

 

虐待

 

差別

 

などの記憶。

 

痛み

 

怒り

 

悲しみ

 

あきらめ

 

虚無感

 

恥辱、屈辱といった感情です。

 

日本の刑務所では唯一「TC(Therapeutic Community[セラピューティック・コミュニティ]=回復共同体)」というプログラムを導入しているそうです。

 

アメリカでは1960年頃から同様のプログラムが導入されているようですが、

 

全国の刑務所には5万人程度の受刑者がいるようですが、この2000人の刑務所の中でもTCユニットに参加できるのは僅かに40人程度だそうです。

 

TCユニットのプログラムを経験した受刑者の出所後再入所率は、他に比べて半分以下だというにもかかわらずです。

 

この刑務所でもTCユニット以外では、明治時代以来の軍隊式規律によって受刑者の精神も肉体も支配、拘束しているようでした。

 

プリズン・サークルの小冊子にも『その国を理解するには刑務所を見ればいい』という例えが書いてありましたが、

 

ぼく自身、昨日映画を観ながらとっていたメモにも「刑務所は日本社会を反映している」と書いてありました。

 

 

 

ご存じの方もいらっしゃるかもしれませんが、

 

ぼくは毎月

「ジブ知るして行動を楽しみながら変えるマイゲームを作り習慣化できるしくみを提供するワークショップ」

というものを開催させていただいていて、

 

そこでは4人程度の少人数の参加者の方々と案外ディープな対話をさせていただいています!

 

なので、この映画でもたくさん出てきた、

 

DV、イジメ、ネグレクト、貧困etc.などの体験談は決して珍しくなく、

 

ごく普通だと思われる身近な友人や知人も、

 

同じように悩み、苦しみ、自己や社会と戦い、生きづらさを感じながらもギリギリのところサバイブしていることはある程度知っているつもりです。

 

 

 

つまり、犯罪とは縁のないような顔をして生きているぼくたちも、一歩道を踏み外せば犯罪者になる可能性があるということなのです。

 

それどころか、企業で働く人達の中には、

 

現状の日本では違法にはなっていないけれど、

 

人道的ではない事業や業務に携わらざるを得なかったり、

 

違法行為を誤魔化すような仕事を不本意ながら行って、

 

良心とのせめぎ合いによって、

 

次第に自覚なく病んでいく人達もいると思います。

 

 

 

ということで、興味のある方は是非ともこの『プリズン・サークル』をご覧になることをオススメします!

 

今日もここまで読んでくださって、本当にありがとうございました。

 

良い週末を(^▽^)/~

 

P.S.

ありがたくもある程度まともな家庭に生まれ育ち、良きご縁にも恵まれたこれまでの人生に深く感謝しています。