今朝『みんなちがってみんなイイ!in嘉穂劇場』という、トークディスカッションをZoom配信できく機会を得ました。
以下の校長先生方が登壇されてお話しをされました。
大阪市立大空小学校 初代校長 木村泰子氏
千代田区立麹町中学校 校長 工藤勇一氏
学校法人立花学園 立花高等学校 校長 齋藤眞人氏
各先生ともにタイプは違えども、目指す教育理念は同じ方向を向いていると思いました。
木村先生は直感で動く天才肌
工藤先生は行動を伴う理論派
齋藤先生は地道に積み上げる苦労人
失礼ながら勝手にこんな印象をもちました。
どなたのお話しもイイカンジだったのですが、
木村先生は、ご自身が直感的に感じてやっておられたことを、工藤先生が理論的に説明して実践してくださる感じなのだと思いました。
工藤先生のお話は、
やはり自分もざっくりと思っていたことを、理論的に言語化してお話ししてくださるのでとても共感できました!
「仲のいいクラスを作りなさい」は最低の言葉!?
仲良くできない子供にとっては苦痛を伴う言葉だ。
仲良くできない子供が心的安全状態にならない・・・・
仲良くできない子が排除される。
なので、
「みんな仲良くできないよね!大人だったできないんだよ!」と教える。
そうすれば、安全な状態を保てる。
言葉に教育は縛られる。
頑張るぞー!
じゃなくて、
人は頑張れない生き物だ。
3日坊主は脳科学的には当たり前。
だから、誰だって大人だって三日坊主の覚えはある。
頑張れないジブンを知ること。
だからこそ、頑張れない自分が実行できるしくみやしかけが必要。
例えば、大谷選手のマンダラチャート
目標を言語化して、意識する。
ジブンをよく知っていて、もうひとりのジブンにやりやすくなるしかけを提供する。
(僭越ながら、この辺りは「ジブ知るワークショップ」や「NOからの解放ゲーム!」にも通底考えだと思いました)
人は動かないものだ。
言葉は伝わらないものだ。
言葉は伝わらないということを知らないとリーダーにはなれない。
だからこそ、それを前提に創意工夫しよう!
大人の言うことを、聞いてそのまま行動する子供を作ったら終わり。
自分を知り、なにをすべきかを自分で考え、行動できる人を育てる。
齋藤先生のお話しには涙ぐみました。
最後のまとめのお話しのときに齋藤先生は、自分は子どもの頃に逆上がりができなかったけれど、当時の先生から『齋藤は逆上がりはできないけれど、みんなをまとめてなごやかにしてくれるから良いんだよな!』と言われて、どんなに救われたことかというお話しがとても印象に残っています。
今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
マジで基礎的な学びはAIなどに教えてもらい、人と人でしか学びあえないことを学べるようでありたい。