昨日のブログでも書きましたが、子育てしない子育て~天才たちの共通項 – 2019/5/25 小林 正観 (著), 中村 多恵子 (著, その他)
というとっても素敵なご本を読み終えました!
「親」という字は、「木」の上に「立」って「見」る、と書きます。「親」とは本来そういう役割なのでしょう。しかし「見守る」ということは結構難しいものです。
この本の中ではいろんな天才といわれる人達のお母さんのことが書かれています!
エジソン、手塚治虫、チャップリン、福沢諭吉、ライト兄弟、野口英世、アンデルセン、美空ひばり、モーツァルト、吉田松陰と古今東西の天才や偉人達の母親の素晴らしさや凄さが書かれていました。
いくつかの家庭はとても貧しかったり、父親と意見が違ったりするのですが、そんな中でもお母さん達はとにかく、
子どもをそのまま、まるごと受け入れていること。
弱い部分や悪い部分、失敗などもいったんすべて受け入れてから、我慢することなどを教えていること。
どんなあなたでも素晴らしいし、大切だし、大好きだと無条件に受け入れ、伝え続けていること。
世間の常識、慣習、既成概念などにとらわれないこと。
天才たちは、自分が決して否定されないことを知ると、自分を責めたり人と比較して背伸びをしたりするような無駄なことにエネルギーを使わずに、自分の好きなこと、楽しいこと、夢中になれることだけにエネルギーを注いだというのです。
とはいえ、ぼくはこのように育てられた親の方がむしろ珍しいと思っています。
吉田松陰は、密航の罪で投獄された牢獄の中で、学問や教えによって牢獄を学びの場に変え、囚人達が早く釈放されるようにしたということです。
吉田松陰は、否定され続けてきたことで、常に人を敵視し、絶望の中で生きていた他の囚人の身の回りの世話をし、書物を貸したりして尽くし、良き人間関係をつくり、自ら教えるのはもちろんのこと、得意分野のある囚人には先生になってもらい、自らも学んだりすることで、囚人達は泣いて喜び、一生出られないといわれていた牢獄から数年で釈放されたそうです。
吉田松陰の教育方針は、
人は誰でもそれぞれ良さがあり個性がある。良くないところを指摘するのではなく、良いところを見いだして伸ばしていく個性尊重教育だったようです!
ぼくは一般社団法人マナビダイスキをはじめたことで、お母さん達とお話しする機会が増えているのですが、多くのお母さん達は悩み迷っていると感じます。
なぜ、悩み迷っているのか!?
その主な原因は「世間の常識、慣習、既成概念など」であることが少なくないと思います。
もちろんお金やご主人との意見の違いなどもありますが、
それらの原因となっているのもまた長年インプットされ続けてきた「世間の常識、慣習、既成概念など」だと思います。
この本を読んでいると天才達のお母さん達は「世間の常識、慣習、既成概念など」などにとらわれず、子どもたちの意見を尊重し続けています。
ぼくは天才でもなんでもない、ただのうんちマンですが、ぼくの親もやはりぼくを否定することはほとんどなかったように記憶しています。
母親は自分大好きで明るく大らかでしたし、父親はやや屈折し体調や気分の浮き沈みが激しかったですが、やはりぼくの進路について無関心と思えるほどに口出しをすることは一切なく、ただお金だけは出してくれました。
いま考えるとぼくは本当に運が良かったと思いますし、ありがたかったです。
なぜならば、同じ親に育てられたのに、ぼくの姉はこの両親にまったく違う印象をもっていたからです。
長くなったので、この続きはまた明日書かせていただこうと思います。
今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
ぼくたち生きとし生けるものにとって、今日も「世間の常識、慣習、既成概念など」にとらわれずに生きていけますように(^∧^)
P.S.
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