昨日は高校生の高山翔君が企画した『【未来を創る今の自分がどう生きるか】最高に面白い4人の大人+高校生起業家による対談』に登壇させていただきました。
結果的に集客はあまりうまく行きませんでしたし、
進行もかなりぶっつけ本番的な感じでしたが、
ぼく以外の講師の方々の人選が素晴らしかったので、
なんとかイベントとして成り立ったのかなと思います。
前日がたまたま「ジブ知る&マイゲームづくりワークショップ」だったので、翔君とはWS参加者の大人や彼の友人含めて夕食を一緒にしました。
イベント前日まで煮え切っていない彼を囲んでディスカッションしました!
ワークショップ参加者の大人たちからは、自分が高校生の頃にこんなイベントをすることなんて考えたこともなかったのに、企画して実現しようとしているだけでもスゴイと思うよ!と励まされ、
翔君は、最初は自分もワクワクしていたのに、次第にどうしたら良いかわからなくなってしまったと…、気持ちを吐露してくれました。
じゃあ「そのままの自分をさらけ出せば良いと思うよ」と、
なんだか、とても萎縮しちゃっているように見えたので、
「どうしちゃったのかな!?」と問うと、
イベント登壇者のお一人である『伊藤健太さんにはじめて会ったときに、凄い人だと思い、自分はどうしたってこんな凄い人にはなれないと思ったからかもしれない』と言うので、
「そんなにスゴイと思うのならば、明日のイベントの場で伊藤さんに鞄持ちでもなんでもするので、弟子にしてください!って土下座でもして頼んでみれば!オモシロそうじゃない!?」と言ったら、
翔君の顔がパッと明るくなって、やってみます!
ということで、翔君は昨日のイベント本番で、まずふがいない自分のことを吐露し、機を見計らって、伊藤健太さんに、土下座して、弟子入りを頼みました!
これは高校生が企画したイベントらしく面白かったと思います。
伊藤健太さんも、翔君のご両親も会場にいらしたからかもしれませんが、急な弟子入り懇願に少々戸惑われつつも「きちんと考えます」と誠実に対応されている姿が清々しく、とても好感が持てました。
各登壇者の方々のご発言もそれぞれに個性的で興味深いながらも、お互いに暗黙の共通認識があったことを感じられました。
また、個人的にはこのイベントの一番の収穫は各講師の方々とつながれたことでした。
伊藤 健太さんは、
頭の回転が達人的に早い方で、前提として完璧な人やことなどなく、だからこそ現状の社会システムがいびつなのは当然なので、その中で最大限効率よく、起業家が育っていくプラットフォームをつくっている方で、とはいえなのか、だからこそなのか、決めつけることはせず、肯定的であろうとされているところが、とても素晴らしい方だと思いました。
金 美徳さんは、
過去には三井物産戦略研究所の研究者であり、現在は多摩大学ビジネススクールの教授で、おだやかな口調の中にも手厳しいジョークを交えながら本質的なお話しをされる方で、これまでの多くの経営者の方々とのお付き合いの中から本質を見いだされたのだろうと感服しました。修羅場でしか人は育たない!もはや教える時代ではない!などはとても共感できました。
新間竹彦さんは、
教師以外の社会経験もお持ちの現役中学校教師で、演芸の世界に伝承する技術があるように、教育にも学生や生徒を惹きつけ、知識や技術を分かりやすく伝える技があり、それが「教育芸」であり、その伝承者こそが「教育芸人」ということで、教育芸人を自負されており、イベント会場でもお手製の紙芝居を使って人の人生について、わかりやすく語っておられたのが印象的で、学校の授業ではPBL(プロジェクトベースドラーニング)などにも力を入れておられるようで、可能ならば、是非一度見学をさせていただきたいと思いました。
ということで、反省すべき点は大いにあるものの、翔君の勇気ある踏ん張りのおかげで、結果的に有意義なイベントとなりました。
今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
ぼくたち生きとし生けるものにとって今日もイイカンジの学びとつながりがありますように(^∧^)
P.S.
翔君のお父さんも『翔がこの1ヶ月悩んで凹んで苦しんでいた姿も見ていました。それを踏まえて皆さんに育てて頂いて、温かく見守って頂いて、彼は本当に幸せだなって思いました』とのコメントをいただきました。