姉の息子といえばぼくの甥っ子だが、姉が他界した後に彼はぼくの養子になった!
彼が育ての親と慕っているぼくの母のテコちゃんは彼のおばあちゃんだ!
この週末に彼がおばあちゃんに会いにやってきた!
彼の母である姉は離婚して彼が幼い頃に一緒に実家にもどってきた。
姉は優秀かつ完璧主義でとても仕事熱心な人だった。
姉は環境系の財団で国際会議を仕切るような仕事をしていて、他界した後にアメリカの環境系の団体から表彰されるほどの功績をあげていたようだ。
姉は仕事に没頭してしまうあまり、家族とのコミュニケーションや日常生活に支障を来すようなところがあった。
さらに、姉は固定観念や既成概念にとらわれるようなところがあり、世間体なども気にするタイプだった。
日常的にはおばあちゃんとおじいちゃんが孫と一緒に過ごす時間が長く、彼を愛情深く育てていた。
彼は子どもの頃からおばあちゃんがよくつくってくれたコロッケが大好きだ!
最近おばあちゃんは料理はめんどうでしたくないと言いながらも自炊をしており、最愛の孫が来るとなるとはりきって自ら買い物に行き、一所懸命にコロッケをつくってくれた!
さらに、嬉しいことに彼はぼくのつくる料理も大好きだと言ってくれる!
甥夫婦はともに仕事熱心で休日含めて外食ばかりなので家庭の味に飢えているらしい。
事前に彼に「なにが食べたいの!?」ときいたら、
『おいちゃん(彼は子どもの頃からぼくのことをこう呼ぶ)の料理はなんでも旨いけど、手羽先と鮭チャーハンが食べたい!』とリクエストをもらったので、母のコロッケと手羽先の甘辛風と、鮭チャーハン、サラダをつくって彼とおばあちゃん、ぼくら夫婦の4人で楽しく食卓を囲んだ。
彼の嫁は上場しているIT企業で働いていて決算前なので休日出勤をしているそうだ!
彼も有能で仕事熱心なので、昨年一部上場企業に引き抜かれたという。
とはいえ、仕事内容は過酷なようで、彼が完璧主義であるのと相まって、かなりストレシーな毎日を送っているようだ。
そんな彼らが、家賃を払っているのはもったいないということで、ぼくら夫婦やおばあちゃんにも一切頼らずに、土地を買って家を建てることにしたという。
まだ若いのにしっかりしていると思う。
とてもしっかりしているとは思う。
けれども、猛烈なストレスを感じながらひたむきに仕事をしているという彼との会話の合間にかいま見える“闇”を感じ、もう少し視野を広げればいいのになぁと思う。
昨日も彼が受け入れやすいような話し方や内容を十分に考慮して彼に伝えたりしてみた。
彼は『おいちゃんは自分の父親や母親よりも、かなり良いことを言ってくれるけれど、現実的にはかなり厳しい』という。
確かにそうなのだとも思う。
ぼくはおかげさまでいまはとても幸せだ。
自分がもがきながら生きていた頃に、自分のことを肯定的に受け止めてくれつつも、別の見方や視点、生き方もあるのだというようなことをアドバイスしてくれるような人がいたら、もっと早くいろんなことに気付けたのではないかと思うことがときどきある。
今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
今週も毎日が学び多き1週間でありますように(^∧^)