「学び2.0プロジェクト」をはじめてから、おかげさまで教育に携わっている方にたくさんお目にかかる機会が増えています。
それでつくづく思うのは、やっぱりなにはともあれ、というか、なにはなくともやっぱり人なんだなぁということです。
「寛容」、「受容力」、さらに「使命感」いうようなものを持ち合わせている方の存在が重要なんだと思っています。
その中でも、ものすごく素晴らしいと思う方に安藤大作さんがおられます。
※安藤大作 プロフィール 株式会社Believe代表取締役社長(安藤塾塾長)、社会福祉法人むげんのかのうせい理事長、公益社団法人全国学習塾協会会長、公益社団法人日本PTA全国協議会相談役
ぼくはきっといまだにどこかひねくれているところがあって、なかなかひとさまのことをすんなり凄いと思えなかったりすることがあるのですが、この方はお目にかかってすぐに、おお!すんなり凄いなぁと思いました!
数人の方が登壇される比較的小規模のイベントでほかの登壇者の方みたいにパワポとかスライドとかそういう説明は一切なく、ひとり素で登壇されて、たんたんとお話しをはじめられたのですが、
ご自分の不遇な生い立ちの話しからはじまり、施設で育ち、可哀想、寂しくない!?という大人のことばに、いつも寂しくなんかない!元気だ!と強がり勉強も頑張って国立大学に入り、それまでの強がっていた自分がいやになり、自分達兄弟を置き去りにした母親への不満や本当はとても寂しかったという思いを1ヶ月間書きまくり、こばむ母親に会いに行き、一晩中その思いをすべて吐き出し、母親と通じ合い、その翌朝に、すべての景色がそれまでと違いイキイキと生命感が充ち満ちているように見え!空を見上げてとめどなく感謝の気持ちがあふれてきたそうです。
それ以来、思い通りにならず、苛ついたり、怒りが込み上げてくるようなときに、天を見上げて感謝の気持ちをつぶやく習慣が身についたそうで、
その習慣のことを『芯をくった習慣』とおっしゃっていました!
その安藤さんのfacebookタイムラインにこんな投稿があり、またもやなおさらにやはり素晴らしいなあと思ったので、勝手ながら引用させていただきます。
いつも思うのは、教育は指導者が気持ちよくなるためのものではなく、指導者の都合を満たすものでもなく、
学習者への愛ありきだということ
ならば学習者を取り巻く環境同士は、
学習者への愛という観点において
仲良くないとおかしい。
大手だろうと個人だろうと。
学校だろうと民間だろうと。
「子どもたちを取り巻く環境すべてが教育」
という言葉を20代の頃からキーワードにしてきました。
越境を拒むのは大人のエゴもあるのではないかとも思います。
そして、今日のこの会は、心地よい越境でした。
こういう気持ちというか志は心から素晴らしく大切だと思います。
安藤さんの著書『「欠けた心」の磨き方』を、お目にかかってすぐに読ませていただき、本を読むのが遅いぼくが、あっという間に読了してしまいました。
今日も大切な時間を使ってここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
ぼくたち人間にとって今日も素晴らしい人との出会いがありますように(*゚▽゚*)
P.S.
安藤さんと知り合う機会を作ってくださった親愛なる小野名利子さんにも心からお礼申し上げます!