先日、朝のTV番組でどなたか存じ上げませんが、ちょっと気になることを話しておられました。
日本の優秀だといわれてきた人たちは試験はやさしい問題から説いて、難しい問題は後まわしにして、良い大学に入り、国の官僚とかトップになっていった!
だから日本人は国際社会においても難しい問題は解決せず、先送りにしてきたとおっしゃっていました。
確かにこういう側面はあると思うし、自分自身にもあると思いました。
それは10数年前に自分の会社をつぶしそうになったときのことでした。
表面上うまくいっているように見せかけている状態をこのまま続けていたら、かなり嫌なことというか悪い状況になるだろうと思いつつ、
その問題を抜本的に解決するにはかなり思いきったアクションを起こして、つまりちゃぶ台をひっくり返して、悪循環のスパイラルを断ち切らなければならない。
そうするには身近な人たち(社内のメンバー、取引先の方々、投資家の方々、金融機関の方々、家族etc.)に大きな迷惑をかけることになるだろう。
けれど、それをやらないともっと大きな迷惑をかけることになるだろうと思っていました。
がしかし、ぼくはそれをできずに先送りにしていました。
結果としては案の定、絵に描いた餅は食べられることはなく、新規事業は失敗して、大きな負債を抱えて倒産寸前までの状況に陥りました。
その後、業務委託の方含めて50人くらいいたメンバーは半分以下になり、残ったメンバーの奮闘努力をはじめ、取引先の方々、投資家の方々、金融機関の方々のご理解とご助力、さらに家族が支えてくれたおかげで再建することができました。
いま思い出しても感謝しかありません。
表面的になっていないけれど、解決が難しいと思われる問題は先送りにせずに、都度都度解決をしていくことを強くオススメします。
しかしながら、それは多くの場合自分自身も関係している小さな妥協の産物だったりします。
先々を考えると不安な面もあるが、どうにかなるだろう的な読みの甘さや気持ちの緩みからくることが多いので、まずはそのような問題を表面化して“見える化”することが大切だと思います。
日々毎日を一所懸命に生きるためにも、心も内在化している問題も“見える化”していくようにしたいですね!
今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
ぼくたち人間にとって今日も内在化している問題を“見える化”していけますように(*゚▽゚*)