お盆にいろいろと考える

昔からお盆は一年中で一番ぽっかりと空いた空白期間的な印象を受ける時期だと思っています。自分がやらなければ誰がやると一人よがって仕事をしていた頃からそんな風に思っていたのをうっすらと覚えています。

 

お盆にいろいろと考えたことを書いたので、いつもの倍くらいの長文です。ご注意ください。

 

先日、うんちマンのワークショップに、元日本ボクシング協会の会長みたいなパワハラ人間だったという方が参加して、スッキリして帰って行ったというブログを書きました。

 

その後、その方のことが気になったので別途お会いしていろいろとお話をうかがいました。

 

その方はご両親のみならず祖父母の代から医者一族の一人娘で、物心ついた頃から医者になるのだと言われつづけて、自分自身もなにも疑問をもっていなかったけれど、残念ながら成績はあまり良くなかったので紆余曲折ありつつ、結局歯科医になったのだそうですが、お母様が『歯医者なんか医者じゃない!』という考えで、ずぅーっとバカにされていたそうです。

 

また幼少期からお母様はお仕事が忙しかったけれど、祖父母にとても可愛がられて育てられたそうです。

 

ご自身自らおっしゃっていたのですが、日本ボクシング協会の会長というよりも、むしろ仕事場では昨年パワハラでもの凄く有名になった豊田 真由子元衆議院議員の方が似ていたくらい凄まじかったそうです。

 

これは恐らく愛着障害からのパワハラだったのだと思います。

 

いまはお母様も引退されて、歯医者であることも認めていただいているようですが、これからその方が本当のご自分に出合って幸せになることを心からお祈りしています。

 

 

 

また少し前に、杉田水脈衆議院議員の「(LGBTは)生産性がないのです」発言について、友人のALS患者の高野元さんやALS患者のお母様を看取り、重度障害者や難病・ALS等のアドボカシーやケアワーカーの支援をされている川口有美子さん等により発足した「生きよう会」が先日記者会見が開いたそうで、高野さんのオンラインサロンでこの騒動のことが話題となっていました。

 

高野さんとしてはこの騒動を目にした時に感じたことは「財政面の課題がいよいよ表面化したな」ということで、

 

論理では、最終的に人の心は動かせないので、マイノリティとマジョリティが友達になる機会を作ろうと思いますね。杉田議員も、一人でもLGBTの友達がいれば、もう少し言い方を工夫したのではないかと思います。

友だちになるには、マイノリティ側も心構えが必要ですが、闘争姿勢だと友だちはできないことくらいしか、まだ言えません。この辺りは、うんちマンが実践者なのでご意見伺いたいです。

 

ということで、高野さんのご指名をいただいたので、以下のようなつたない文章を書かせていただきました。

 

 

ぼくは3.11の後に巻き起こった原発反対運動を思い出しました。それ以前から原発には同意しがたいと思っていましたが、あの当時の原発推進派への世の中の総攻撃的な雰囲気はなじめませんでした。

 

なので、友人と一緒に肯定的なムーブメントをおこそうと「自然エネルギーで行こう!」というfacebookページを立ち上げて、啓蒙イベントなどを開催したり、さらに「エネシフゲーム・インタビューズ」という実名でステークホルダーが登場するシリアスゲームをニュートラルな立場で作ったりしていました。そのときに湯川鶴章さんにも知り合いました。

 

そのゲームを作っていて一番印象に残ったのは、原発推進派の御用学者と言われている人たちも、脱原発を唱えていた政治家や活動家も、自然エネルギーを手がけている事業者の人たちも、それぞれの信条を正義と思ってやっているのだということでした。

 

とはいえ、それぞれの立場の人たちが罵り合うのは見るに堪えないというか、いたたまれない気持ちになりました。

 

高野さんがおっしゃるように「闘争」は社会の進化につながらないと思います。

 

とはいえ、降りかかる火の粉をどうやって振り払うかということだったりもすると思うのですが、やはり友人や知り合いにLGBTの人がいたり、障害者の人がいて、さらに一緒になにかを作ったり、活動をしたりすることで、確実に理解が深まると思います。

 

そういう意味では、ただ自分達が楽しく幸せになれるからやっていた「幸せのハロウィン・フラッシュモブ!」では、高野さんのおかげでダイバーシティになり、昨年から障害者の人も実行委員会に参加してくれて、今年からは高野さんも参加してくださっていますが、おかげさまでそれによってインクルーシブになって、ぼくもそれ以前よりはALS、障害者、LGBTの人たちと楽しさを共感できたり、生きづらさも理解できるようになってきたと思います。

 

せんえつながら、健常者や障害者に限らず、主義主張や信条、生活環境の違う人たちが、肩書きや実績などを越えて、ありのままの人間として「なにかを楽しく一緒に作る」という行為がとても大切だと思っています!

 

 

 

今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

 

ぼくたち人間は大人になっても実は精神的にはこどものままだそうです。この認識を新たにして生きていくとたくさん幸せなことが巡ってきそうだと思いました(*゚▽゚*)