「超個体」として生きる利他的なアリの生き方

『又吉直樹のヘウレーカ』というEテレの番組を録画して見ている。

 

「サボる“アリ”はいないのか?」というテーマでしたが、内容はもっとずぅーっと深く、とても興味深かったので、今日はその番組から学んだ話しを書くことにした。

 

 

 

アリは地球上で最も個体数が多い生き物で1京匹いるという。

 

アリの社会が完成したのが5000万年前。

 

ニンゲン(ホモサピエンス)が生まれたのは20万年前。

 

アリは「超個体」として~集団で個体のような生き方~をしているという。

 

 

 

卵を産むだけの役割の女王アリ。

 

オスアリは交尾をする時期にだけ生まれてくる羽アリで寿命は外に出たら数日間~長くて1週間程度。

 

つまり精子の運び屋。

 

女王アリは一度の交尾で10~20年くらい卵を産み続ける。

 

働きアリはすべてメスのアリで寿命は1年くらい。

 

働きアリの中でも巣の外に出て食べ物をとってくるのは老婆のアリ。

 

外で外敵にやられても集団として生きる超個体としては、全体の戦力や労働力が損なわれにくく、リスクヘッジの結果なのだという。

 

おばあさんたちが死んでも「超個体」としては影響が少ないという合理性。

 

つまり超個体として各個体がニンゲンでいえば各細胞や臓器のように個別の役割を果たし、結果的に利他的に生きているのだという。

 

 

 

アリは5000万年前にすでに社会が完成されたので「超進化」しているのかもしれない。

 

 

 

また、おおむねよく働くアリが20% 普通のアリが60% 働かないアリが20%くらいの割合は変わらず、問題が発生した際には、日頃働いていないアリが力を発揮するのだそうだ。

 

アリの社会でも大規模な巣をつくるアリは95%のアリが働き、

 

スゴく小さな巣をつくるアリは10%くらいのアリしか働かないという。

 

この規模に応じた働きアリの割合については自然経営の学びになると思いました。

 

 

 

アリが5000万年かけて進化した社会をつくりあげたのだとしたら、ニンゲンもアリくらい進化するにはまだ5000万年近くかかるのか?

 

それともニンゲンはAIに導かれ、ブロックチェーンなどの技術も駆使して、これからの数10年間で一気に劇的な進化を遂げるのかもしれません!?

 

進化を遂げるようにしていきたいと思ったのです!

 

 

 

今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

みなさんにとっても多様な選択肢が選べる状況でありますように(*゚▽゚*)