先日『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』という映画を見た!
マイケル・ムーア監督が主にヨーロッパのいろいろな国に行って、
優れた政策や事例などを推し進めている人たちにインタビューして回り、
世界侵略と称してそれらの政策や事例をアメリカでもパクる!?という映画なのだが、
それらの優れた政策や事例のアイデアの元はアメリカ生まれだったという映画。
フィンランドの教育はアメリカ生まれ。
労働組合によって8時間勤務やバカンスが生まれたのもアメリカ。
男女平等運動もアメリカ発祥。
民主的で残酷な罰がない刑務所もアメリカ発。
アメリカのミシガン州が英語圏の自治体として初めて死刑を廃止。
アイスランドの検察官は銀行経営者を起訴するのにアメリカの事例を参考にし、助言まで仰いだ。
新発想でもヨーロッパ発でもなくアメリカ発のアイデアだったので、アイデアを盗みに他国を侵略する必要もなかったというこという映画。
この映画の話しがどこまで事実に基づいているのかはぼくの知るところではないが、
もっとも印象に残ったのはアイスランドの事例で、
世界的不況の中でアイスランドの3大銀行が破綻し、
数週間で85%の資金が消えたときに、
唯一の黒字銀行は女性経営だったということ。
男性ホルモン値が高いと自信過剰になり大損をするが、
女性は全体の利益を考え、
男性は自分の利益を考えるのだそうで、
リーマンブラザーズがシスターズだったら!?
というフレーズである。
女性にお任せすればなんでもうまくいくかどうかは定かではないが、
長年ぼくたち男がリーダーシップを握って推し進めてきたこの世の中に、
もっと多くの女性のアイデアやパワーが発揮された方が、世の中は今よりももっとイイカンジになるんじゃないかと思っている派なのだ!
今日もここまで読んでくださって本当にありがとうございました。
P.S.
このブログを書いた後に町山智浩『マイケル・ムーアの世界侵略のススメ』を語るという記事を読んだ。さすが町山さんと敬服してしまうとても深くて素晴らしい考察があるので、是非ご一読することをオススメしますヽ(´ー`)ノ