トラキチだった父の思い出

昨日は亡き父の誕生日だった。そのことを一昨日くらいにふと思い出した、がすぐに忘れてしまっていた。

 

今日ブログを書こうと思って、良いテーマが思いつかないと『ほぼ日』の糸井さんの『今日のダーリン』を読ませてもらったりする。昨日の今日のダーリンは、糸井さんが大ファンの巨人のことが書いてあった。

 

それで、父がトラキチだったことを思い出した。そして昨日が父の誕生日だったこともふたたび思い出した。父は、ぼくが子どもの頃からTVで阪神タイガースの試合があると必ず見ていた。当時TVで阪神の試合を放送をするときは、ほぼ伝統の巨人vs阪神戦であった!巨人の人気が圧倒的だったからだ!TVで放送していないときもたいがいラジオでは放送しているのでラジオを聴いていた!

 

ちょうど夕食時に野球のナイターがやっているので、TVで放送しているときは必ずその試合を見ながら夕食をするし、TVで放送していないときはラジオの野球中継をイヤホンで聴いていた。それは、ぼくら夫婦がたまに実家に帰ってきたときにも通常どおり実行されていた。

 

阪神が勝っているときはご機嫌なのだが…、阪神の選手がエラーをしたり、監督の采配が裏目に出たりすると『ちっ、なんだあいつは(*`Д´*)』、『この野郎!(`0´)』、『だからいわんこっちゃない(`ε´)』などと、ぼくら夫婦がいようとお構いなくどんどん不機嫌になっていき、最終的に負けると、えもいわれぬ、どよ~~~~~んとした暗~~~~~い空気が、明るく楽しかったはずの食卓を覆い尽くすのであった…。

 

このようなことはトラキチに限らず、親が野球やサッカーチームなどの熱狂的なファンだったりする家庭ではあるあるだったりするのかもしれないが、ぼくは子どもの頃からこれがとても迷惑だと思っていた。

 

とはいえ、父にインスパイアされて、それなりにぼくもタイガースファンだったりもしたこともあったが、大学生のときにあまりに自分の気分が悪くなることが多かったので、ある日突然馬鹿らしくなり、タイガースファンをやめた。

 

おかげで、その後数少ない阪神が優勝したときには、父は優勝の瞬間をスタジアムで迎え大変にご機嫌だったようだが、ぼくはまあ良かったなぁと思うくらいで心底喜べなかったけど、日常的に阪神のおかげで気分が悪くなることもなくなった。

 

父は、阪神の試合をTV観戦中に、あまりに興奮して脳出血で倒れ、救急車で運ばれ集中治療室で一命ととりとめたが、翌朝意識がもどったときの看護師さんへの第一声が『昨日の阪神はどうだった!?』ということで、いまだにわが家の語り草になっている。

 

人間はひとりひとりダイバーシティーで多様な価値観をもっている。トラキチとして一生を過ごした父もそれなりに幸せだったのだと思う。

 

ぼくがトラキチのように注力しているダイバーシティーな幸せのハロウィン1000人フラッシュモブ!byうんちヒューマンは10月28日(土)20:00~21:00。アフターパーティ21:30~23:30。

10月29日(日)の早朝7:00~8:00はすっきりダンシング大掃除です。

 

 

今日もここまで読んでくださってありがとうございました。

今日も昨日よりもっと素敵な一日にしますよね(v^ー゚)