悪いことはむしろ良いことのきっかけになる!
ということを学ばせていただいた岩田さんとの思い出深いエピソードです。
3年開発したNintendo64のカービィライドがお蔵入りになったからこそスマブラが誕生した!
これまで1000万本近く販売されている大ヒットゲームシリーズ
「ニンテンドウオールスター!大乱闘スマッシュブラザーズ」
通称「スマブラ」が最初に発売されたのは、
Wikipediaによると1999年の1月だそうです。
当時岩田さんの傍らで仕事をさせていただいていた身としては、
思い出深い出来事でありました。
当時ときどき京都の任天堂本社に出張にいくことがあり、
そのときも岩田さんと宮本さんも同席される会議に出席するために、
京都出張したのだと思います。
少し早めに京都駅に着いたのですが、
中途半端な時間だったので、
任天堂さんに行ってみたのです。
すると、受付で岩田さんならもう来ていらっしゃっているということで、
教えていただいた会議室に行ってみたら…、
岩田さんと宮本さんがケンカしているんじゃないかというくらいの勢いで
大激論をされている現場に遭遇したことがありました。
それは当時3年近くも開発していた「カービィのエアライド」についての
大激論だったように記憶しています。
とはいえ、次の会議の時間になったので、
大激論は修了したのですが、
終わるとお二人ともスッカリにこやかな表情になられて、
普通に会話をされていたのが印象的でした。
後日、岩田さんと二人になる時間があったので、
先日のお二人の大激論の凄まじさには驚きました。
という話しをしたら、
『宮本さんとはいつも真剣勝負だと思ってお目にかかることにしています』
とおっしゃっていたのを思い出します。
その後「カービィのエアライド」は開発中止となり、
岩田さんは資金繰りが大変だとおっしゃっていて、
「カービィのエアライド」のチームを二分して、
その一方が「星のカービィ64」の開発に携わり、
もう一方が「スマブラ」の開発チームになったと聞いています。
また「スマブラ」が発売される直前に、
岩田さんが任天堂の担当者の方に、
大々的に抗議をしている場面にも出くわしたことがあります。
「スマブラ」に対する任天堂内部の評価に対して、
その当時のゲーム評価のシステムが、
まんべんなく優等生的につくられたゲームは高く評価され、
「カービィのエアライド」開発中止の影響を受け、
開発予算が少ない中一点突破で独創的な多人数対戦に重きを置いてつくった、
「スマブラ」のようなゲームはあまり高い評価を得られないようになっている!
ゲーム評価システムを改善して、
スマブラのような独創的なゲームの初期製造本数を
もっと増やせるようにした方が良い!と、
任天堂の将来も見据えるようなお考えを示し、
強い憤りを感じておられる発言をされていました!
また当時の任天堂は開発チーム間のライバル意識がとても強く、
当時はまだハル研究所社長だった岩田さんだからこそ
任天堂のオールスター的キャラクターを総動員できたという話しもきいたことがあります。
その後発売された「スマブラ」は200万本近い大ヒットとなり、
後に岩田さんは任天堂の社長になられました。
P.S.
最後に余談ですが、
ぼくは当時オナカが減ると怒りっぽくなる性癖があり、
それを誤魔化すために「腹ヘリの詩」という自作の歌を歌っていました。
岩田さんが自社の開発室に来られていることを知らずに、
「腹ヘリの花が咲いたよ~!ああ、腹が減ったよ~~~~~!」
という超腸兆脳天気な歌を歌いながら、
開発室のドアを開けたらそこに岩田さんが立っておられて、
思わず吹き出されたのを覚えています(^0^;)
当時、岩田さんは笑ってもなかなか目の奥が笑わないとい言われていましたが、
ぼくは岩田さんを心底から笑わせた自信があります(v^―゚)
岩田さんとの思い出話しも今回でいったん終了です。
岩田さんとご一緒にお仕事をさせていただいた経験は、
本当に運が良かったとしか説明しようのないことで、
今でも自分自身の人生においてかけがえのないお宝です。
心の底から感謝の気持ちでいっぱいです。
ここまで読んでいただいて、本当にどうもありがとうございました。
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